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zoom RSS フジオとカメオ 「ぬっしーとの再会」編

<<   作成日時 : 2017/07/09 12:40   >>

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「あつい、暑い、熱いー。こう暑いと溶けてしまいそうだ。」 お化けのカメオは、そうぼやきながら、ソフトクリームに変身してみせた。
「夜になると冷房が入らなくなるからなぁ。」 カメオの双子の兄弟のお化けのフジオは、缶ビールを飲みながら、のんびり答えた。
「お化け屋敷のアルバイトなんて、もうやめようよ。熱帯夜が続いて、おれは相当身が細ってきているよ。」 カメオは悲鳴のような声をあげた。

フジオとカメオは、この夏、お化け屋敷でアルバイトをしているのだった。仕事の条件は、昼間はお化けとして客を驚かせること、給与は毎日ひとりにつき一本缶ビールを支給、夜はお化け屋敷に寝泊まり自由、というなかなか良いものだった。

「馬鹿言え。こんな楽な暮らし、やめてどうする。」 フジオはカメオの話をまったく取り合おうとしなかった。

ところが翌朝、お化け屋敷のマネージャーK氏から、フジオはこう告げられた。
「悪いけど、フジオくんには今日で辞めてもらうよ。恰幅のいいお化けからナンパされたっていう苦情が何件も寄せられて、迷惑しているんだ。荷物まとめて、さっさと出て行ってちょうだいね。」
フジオは、軽くめまいがした。
(おかしいな。女の子たち、みんな、「今度飲みに行こ〜ね〜♪」って言ってくれたのに。お愛想だったのか?)
「カメオくんは続けてもらいたいんだけど、どうする?」 K氏から言われて、
「夏中、北海道で過ごしてくれるっていうんなら辞めてもいいんだけど・・・。」 とフジオを横目で見ながらカメオは言った。
「北海道? ああ。わかったよ。」 フジオは情けない顔をして答えた。


暑い夏にぴったりの、陽気なお化けの兄弟「フジオとカメオ」の新しいお話です。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
写真、いつもながら上手く作りますね
微妙なものが写ってる感じにも見えますが(笑)。
柴ちゃん
2017/07/12 21:14
UR賃貸の宣伝をするナナちゃんでした
ゆん
2017/07/15 10:51
フジオの
いい意味での「チャラさ」を
僕も身に付けたい・・・
しゅけ
2017/07/25 09:22
しゅけさま。
フジオは女のひとの美点を見つけるのが得意なのでしょうね
ゆん
2017/07/25 22:46

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